県近代美術館30周年 式典に200人 さらなる発展誓う
茨城新聞
2018年10月2日
県近代美術館の開館30周年を祝う記念式典が1日、水戸市千波町の同館で開かれた。式典には関係者ら約200人が参加。芸術文化に親しむよりどころとして、同館のさらなる発展に尽力することを誓い合った。
同館は1988年10月1日に開館。横山大観など本県ゆかりの作家や、西洋の美術作品約4000点を収蔵する。企画展と常設展を合わせ、これまで約500の展覧会を開催。来館者は延べ372万人に上る。
式典で大井川和彦知事は「本県の美術振興の顔として、県民の期待に応えたい」とあいさつ。
尾崎正明館長は「美術館を支えてくださる来館者や関係者との信頼関係を深めたい」と、新たな船出へ決意を述べた。
その後、前身の県立美術館を含めた同館の歩みを映像で振り返り、これまで運営に携わった関係者が、印象に残る展覧会やエピソードなどを披露した。
同館では現在、開館30周年を記念した特別展「ポーラ美術コレクション モネ、ルノワールからピカソまで」が開かれている。会期は11月18日まで。
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