潮来祇園祭礼 開幕、船団渡る
茨城新聞
2018年8月4日
800年以上の歴史を誇る潮来市潮来の素鵞熊野神社の例大祭「潮来祇園祭礼」が3日、開幕し、5年に1度の「十番渡御(じゅうばんとぎょ)」などが行われた。
十番渡御は、同神社の分社がある十番地区に、御輿(みこし)2基が船団とともに渡り、五穀豊穣(ほうじょう)などを願う。御輿を乗せた「御座船」など7隻の船は常陸利根川で船団を組み、いったん潮来大橋方面に北上したあと、反転して分社へ向かった。このほか、潮来祇園祭礼名物の14基の山車が市内の各地域を練り歩き、街はお囃子(ばやし)の音などで活気に包まれていた。
祭礼は5日まで。4日夜には2カ所で山車の合同運行が、5日は山車が各町内を巡る乱曳(らんび)きが行われる。14基の山車の現在地については、衛星利用測位システム(GPS)を使った仕組みで、スマートフォンなどで随時確認できる。
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