葉ショウブ出荷ピーク 行方
茨城新聞
2018年4月26日
5月5日の「端午の節句」を前に、葉ショウブの産地として知られる行方市の北浦地区で、出荷作業がピークを迎えている。同地区で40年ほど前から栽培され、現在も7軒の農家が生産する。収穫された葉ショウブは、北海道から大阪までの市場に出荷される。
同市山田のJAなめがた営農経済センター北浦では25日、職員が農家から届いた葉ショウブの品質を確認する作業に追われた。同センターの河野健太郎さん(29)は「今年は天候が良かったので生育状況も香りも上々。日本の伝統行事に親しんでもらいたい」と話した。
ショウブには邪気をはらう効果があるとされ、また、武家社会の中で男児がたくましく育つよう、「尚武」や「勝負」とかけて、端午の節句にショウブの葉を湯に入れて入浴する伝統が行われてきたとされる。
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