サクラ特集 Part 2 県内平野部でサクラが見頃

上毛新聞
2018年3月30日

◎みどり市・鹿の川沼


みどり市笠懸町の鹿の川沼の桜並木がライトアップされ、鮮やかに色づいたソメイヨシノが水面(みなも)に映し出されている。
ソメイヨシノは土手沿いに約50本が植えられ、市民に桜の名所として親しまれている。ライトアップは日没から午後9時までで、桜が散るまで行われる。
市観光課によると、桜並木は既に満開となっており、今週末が見頃のピークという。(28日午後6時半ごろ撮影)

◎伊勢崎・華蔵寺公園


伊勢崎市の華蔵寺公園は約千本のソメイヨシノが満開となった。春休みと重なり、多くの家族連れでにぎわっている。
早い開花を受け、1日からの「花まつり」に合わせて予定していたライトアップを前倒しで実施。375個のちょうちんで、サクラの見頃の間は午後10時半まで照らしている。
園内の遊園地は午後9時まで営業しており、観覧車から夜桜を楽しむことができる。夜間営業は8日まで。(29日午後0時20分ごろ撮影)

◎太田・冠稲荷神社


ソメイヨシノが見頃を迎えた太田市細谷町の冠稲荷神社。薄いピンクの花が、日本七社の一つである神社の境内を彩っている。
高さ12.5メートルの真っ赤な鳥居との競演が圧巻。家族連れがカメラを片手に楽しんでいる。ヤエザクラやシダレザクラも合わせ、約50本が咲き競う。夕方から午後9時までライトアップしており、夜の表情も神秘的だ。(29日午前10時半ごろ撮影)

◎太田・八瀬川


大光院(太田市金山町)の南側から市街地へ一直線に延びる八瀬川沿いの「桜プロムナード」で、満開になった151本のサクラが両岸から手を差し伸べるように花のアーチを掛けている。穏やかな水面にもくっきりと映り、視界は春一色に染まる。
散るまで夜間のライトアップを行うほか、8日は恒例の「八瀬川桜まつり」で一帯が歩行者天国となり、ステージ発表や朝市を催す。(28日午後6時半ごろ撮影)

◎桐生・藤生沢のお角サクラ


桐生市新里町新川の「藤生沢のお角(かく)サクラ」が見頃を迎えた。華やかなシダレザクラを楽しむ人でにぎわう。
個人宅にあり、1196(建久7)年に当主が植えたと伝えられる。娘の名前「お角」にちなみ、呼び名が付いたという。初代は1948年に枯れ、現在見られるのはその根元から芽吹いた2代目。樹齢は200年以上。(29日午前10時5分ごろ撮影)

◎桐生球場前駅


駅北側の線路沿いから、スポーツを楽しむ市民が集う桐生市運動公園のサクラのトンネルを望む。全長200メートルのアーチは春の薫りに包まれている。
数々の野球の名勝負が繰り広げられた桐生球場は柔らかな桃色の中。グラウンドでは子どもたちがサッカーに興じ、犬と散歩したり、写真撮影を楽しむ人が多く見られる。思い思いにサクラの名所を満喫している。(28日午後2時半ごろ撮影)

◎館林・鶴生田川


館林市を流れる鶴生田川両岸に並ぶ415本のソメイヨシノが満開となった。市役所南側では川に掲げられたこいのぼりがサクラとの競演を楽しむように悠々と泳いでいる。
市観光協会によると見頃は3日ごろまで。こいのぼりは5月6日までライトアップされる。(29日午前10時50分ごろ撮影)

【大泉・城之内公園】


高齢者のための「思いやりエリア」が新設され、車いすの人ものんびりと花見を楽しんでいた。

【玉村・滝川】


滝川に沿って200メートル続く桜並木。土手には菜の花も咲き、花見客や犬の散歩に来た住民でにぎわっていた。

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