新年に願い込め 家族連れにぎわう 笠間稲荷・鹿島神宮
茨城新聞
2018年1月1日
新年を迎えた1日、県内の神社仏閣は未明から多くの参拝客が訪れ、家内安全や無病息災など、それぞれの願いを込めて手を合わせた。
例年、三が日に80万人前後が詣でる笠間稲荷神社(笠間市笠間)には、家族連れやカップルたちが詰め掛け、楼門の外まで大行列ができた。拝殿前も、おみくじを引いたり、縁起物を買い求めたりする人たちでにぎわった。
両親やきょうだいら7人で初詣した常陸太田市、市立佐竹小4年の高野琴子(ことね)さん(10)は、兄の高校受験の必勝を祈願した。「合格してほしい。そして、みんなでけがなく、病気なく、仲良く過ごせる年にしたい」と笑顔を見せた。
常陸国一之宮の鹿島神宮(鹿嶋市宮中)は、全国の鹿島神社の総本宮として広く信仰を集め、境内や参道は家族連れなどでにぎわった。
拝殿前はさい銭を投じて手を合わせる姿が途切れず、授与所も縁起物の破魔矢や、お守りなどを買い求める参詣客で混雑した。
鹿嶋市の荒添浩輔さん(27)は、昨年6月に結婚したばかりで「妻と仲良く暮らせる1年になれば」と抱負、妻の智絵さん(27)は「東京から来たのでこの土地に慣れて家族の健康を守りたい」と話した。
同神宮は三が日で約70万人の人出を見込んでいる。
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