「一番竿」長さ競う 12月2日、古河提灯竿もみまつり

茨城新聞
2017年11月20日

関東の奇祭として知られる「第157回古河提灯(ちょうちん)竿(ざお)もみまつり」(古河市観光協会主催)が12月2日に開かれるのに先立ち、参加する16団体が竹の長さを競い合う「一番竿」が19日、JR古河駅西口前のおまつり特設会場で行われた。

一番竿は、参加団体が今年採取した真竹を持ち込み、長さ自慢をして祭りを盛り上げる。長さを測った後、提灯を付けて会場に設置され、当日まで電灯がともされる。今年最も長かったのは、古河七小区子ども会育成連絡協議会の22・70メートル。七軒町の22・20メートルと横山町の21・94メートルが続いた。

20・62メートルを記録した古河市商工会青年部の八巻大介さん(40)は「なかなか大きい竹が見つからなかったが、20メートルを超えて良かった」とほっとした様子。「記録より記憶に残る竿もみをしたい」と、本番に向けて気持ちを高めていた。

まつりは長さ約20メートルの竹竿に提灯を付け、灯火(ともしび)を消し合う、同市の冬の風物詩。2日午後4時15分の子どもパレード出発を皮切りに、子ども部門や大人部門(競技もみ、自由もみ)が行われる。

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