素足であっちっち 桜川・加波山神社本宮

茨城新聞
2016年12月22日

燃え盛るまきの上を素足で歩き、新年の厄よけや無病息災を願う「火渉(ひわたり)祭」が21日、桜川市真壁町長岡の加波山神社本宮(宮本昌明宮司)で行われた。

約600年前から続く冬至の伝統行事。白装束の修験者が炎の前で神事を行い、刀を振り悪鬼を切りながら参加者を先導した。

一般の参加者は、まきをかき分けて作られた“火の道”に足を踏み入れ、炎の熱さに顔をしかめたり、目を閉じて手を合わせたりしながら、次々に通り抜けていた。

笠間市笠間の自営業、成田浩和さん(42)は「厄払いと家族の無病息災を祈ろうと参加した。めったに経験できることではないので、やって良かった」と話していた。

冬至の21日は寒さが和らぎ、筑西市では最高気温15・8度、水戸市で17・4度、つくば市で16・7度など11月上旬から中旬並みの陽気となった。

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