V目指す真壁高生 うまいもん甲子園16日決勝

茨城新聞
2015年10月2日

全国の高校生が日本一を懸けて新しいご当地グルメを生み出す一大イベント「ご当地!絶品うまいもん甲子園」(農林水産省など主催)の決勝大会(16日、都内)に桜川市の県立真壁高の女子生徒3人が関東甲信越エリア代表として出場する。本県食材のレンコンなどを使ったメニューで挑む。今回で4回目となる料理コンテストで、過去最多の全国138校335チームの頂点を目指す。

真壁高生は農業科2年の岡崎久美さん(16)=石岡市、横田美佳さん(17)=栃木県真岡市、入江和奏(わかな)さん(17)=下妻市。

料理は地元食材を生かして若者が食べたくなるメニューとするのが条件で、3人は土浦市特産のレンコンと桜川市のトウモロコシなどを使った「れんコーン!洋風春巻き」のメニューを考案。細かく切ったレンコンやニンジン、パプリカ、トウモロコシをご飯に混ぜて春巻きの皮で包むものだ。販売価格を600円以内に設定するなど食材原価も考えなければならない。

真壁高チームは関東甲信越エリアの58チームから書類選考を通過し、8月に都内で開かれた5校が争う都県代表の大会で調理とプレゼンテーションを行い、見事に優勝を果たした。

生徒たちを見守る農業科の関裕子教諭(31)は「料理のアイデアは生徒たちが自分で考え、料理に仕上げるまでには多くの先生方にも協力してもらった。初めての参加だが、生徒たちの自信作なのでぜひ頑張ってほしい」と話す。決勝大会に向けてプロの料理人からアドバイスをもらいながら校内の調理室で特訓も。

入江さんは「ここまで来たのでぜひ上位に入りたい。他のチームも練習していると思うので、本番に向けて頑張っていきたい」と意気込んでいる。

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