秋の夜も二社一寺へ 夜間参拝、結婚式も 11月3~5日

下野新聞
2017年10月27日

 【日光】11月3~5日に世界遺産エリアと門前町で開かれるイベント「ライトアップ日光2017」に合わせ、日光東照宮と日光山輪王寺大猷院(たいゆういん)で特別夜間参拝が実施される。東照宮が秋季に行うのは初めて。大猷院は昨年に続き2回目で、レーザー光線を使った演出も導入する。日光二荒山神社では「夜の結婚式」を執り行い、二社一寺が共に秋の夜を盛り上げる。

 ライトアップ日光は二社一寺の無料拝観エリアを会場としている。夜間参拝は東照宮と大猷院の有料拝観エリアが対象で、相乗効果が期待される。

 東照宮の夜間参拝は午後6時~8時。表門から国宝「陽明門」までの間で明かりをともす。立ち入ることができるのは陽明門前の階段下まで。ゴールデンウイークに初実施したところ注目を集め、7日間で計6370人が訪れた。参拝料は大人1100円の予定。

 大猷院は午後4~9時。境内の建造物をライトアップし、庭園ではレーザー光線などを使った光の演出を行う。和楽器のコンサートも開く。参拝料は大人550円。

 期間中、日本庭園「逍遥(しょうよう)園」では紅葉ライトアップがあるため、会場間を無料シャトルバスで結ぶ。

 日光二荒山神社での「夜の結婚式」は3~5日の午後6時から開き、拝殿前で各日、新郎新婦1組が実際の結婚式を挙げる。日本の四季を表現する演出が盛り込まれるという。境内はライトアップ日光の会場となっており、観光客は無料で見学することができる。

 (問)ライトアップ日光実行委員会事務局(日光商工会議所日光事務所)0288・50・1171。

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