豊作祈る 若宮八幡宮でヤッサ祭り みなかみ
上毛新聞
2017年10月4日
下帯姿の若者が社殿によじ登り、豊作と無病息災を祈る「ヤッサ祭り」が30日、みなかみ町下津小川島地区の若宮八幡宮で繰り広げられた。
熱気を帯びた18人の若者が「ヤッサー、シンジュウロー」という威勢のいい掛け声を上げながら、数珠つなぎになって境内を練り歩いた後、力を合わせて柱によじ登った=写真。
400年前から続くとされている祭り。名胡桃(なぐるみ)城落城の際、味方が離ればなれにならないよう腰ひもをつかませたという故事や、洪水時に村人が協力しておぼれた人を救い出した姿を表しているなど、由来については諸説が伝えられている。
小川島区長の小林達佳さん(60)は「連綿と続いている地域の伝統行事。今後も継続していきたい」と話している。
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