咲き競い 実りの秋待つ 八溝地域でソバの花満開

下野新聞
2017年9月17日

 里山にも秋風が吹きはじめ、清流・那珂川流域の八溝地域ではソバの花が見頃を迎えている。

 同地域は特産品「八溝そば」を売り出すため那須烏山市と那珂川、茂木、市貝町の1市3町の生産者やそば店などが「八溝そば街道推進協議会」を結成。毎年5月に「そばまつり」を開催するなど、ブランド力の向上を図っている。

 2016年度の4市町の作付面積は約185ヘクタール。うち82.3ヘクタールの那須烏山市では16日、真っ白なソバの花が満開となった。この日、同市内は台風の影響で曇り空だったが、稲穂をバックに咲いた花が秋の気配を漂わせていた。生育状況を見に来た同市そば生産組合の吉田幸一(よしだこういち)組合長は「今年もおいしい八溝そばができた。台風18号の影響が心配です」と話していた。

 同市農政課によると、ソバは10月下旬に収穫され、同協議会加盟のそば店などで食べられるという。

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