栃木県下野市の公園にゆらめく炎 奈良時代の行事が現代風によみがえる「燈桜会」

下野新聞
2025年7月23日

奈良時代の下野国分寺で行われた、明かりをともす行事を現代風にアレンジした「第7回しもつけ燈桜会(とうおうえ)」が19日夜、栃木県下野市国分寺の天平の丘公園で開かれた。約6000個のろうそくの炎が揺れ、多くの来場者が幻想的な雰囲気を楽しんだ。

開会式で坂村哲也市長は「家族や友人らと夏のすてきな思い出をつくって」とあいさつ。市長、教育長、市議会議長らと163人のボランティアが、カップ内に浮かぶろうそく一つ一つに点火した。

公園は約500本ある桜の名所。日が沈むにつれて、オレンジ色の明かりが花を咲かせたように浮かび上がり、来場者はあちこちでスマートフォンのカメラを向けていた。

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