《世界遺産》37社と5人に感謝状 ブリュナエンジン復元たたえる 富岡

上毛新聞
2017年7月5日

富岡市は3日、市内のホテルで、ブリュナエンジン製作事業の感謝状贈呈式を開いた。世界文化遺産の富岡製糸場内で動態展示する、草創期の蒸気機関「ブリュナエンジン」の復元機を造った富岡商工会議所の会員企業36社と協力企業1社、個人5人に岩井賢太郎市長が感謝状を手渡した。
岩井市長は「ブリュナエンジンの動態展示は観光客に好評だ。設計図がない中、原型に基づいて造ってくれたことに感謝したい」とあいさつ。地元工業界の振興と地域活性化への功績をたたえた。
復元機は、製糸場から始まった富岡の工業界のシンボルにと、同会議所工業部会が2012~15年に博物館明治村(愛知県)で展示する本物の調査から始め、試行錯誤しながら完成させた。寄贈を受けた市は16年12月から製糸場内で公開。土・日曜、祝日には部会の協力で、巨大な蒸気エンジンを動かしている。

 

【写真】岩井市長(右)から感謝状を受ける企業の代表者

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