多色刷りの木版画 34点の力作展示 30日まで 茨城・笠間

茨城新聞
2025年3月25日

第11回ともべ版画クラブ作品展が、茨城県笠間市平町の市立友部図書館で開かれている。会員7人が自由にテーマを選んで表現した多色刷り木版画34点が展示されている。同展は30日まで。

友部公民館で開かれた木版画講座の受講生らが自主的に集まり、約20年の活動歴がある。現在も月2回、同公民館で作品を批評し合い、1年半ごとに作品展も開いている。有名な温泉街や寺社の風景、祭り、花、動物など題材はさまざま。須藤和子さん(79)の「笠間のまつり」は、巨大なねぶたの人形とともに祭りを楽しむ人たちを生き生きと表現した。

同じ版木で配色を変え、雰囲気が全く異なる「鳥遊ぶ水辺」と題した2点を並べた田中勝治会長(81)は「版画は白黒と思っている人にはカラフルで驚くだろう。足を運んで展示を見てほしい」と話している。26日は休館。