〝朝ラーメン〟でまちおこし 桜川・まかべ朝市 地元企業とコラボ販売 茨城

茨城新聞
2025年3月22日

「朝ラーメン」でまちおこしをしようと、茨城県桜川市真壁地区のイベント「まかべ朝市」で23日、地元企業とコラボした商品が販売される。まろやかなしょうゆスープが朝にぴったりの味付けとなっており、実行委員の刈部晋輔さん(37)は「朝ラーメンを定着させ、市外のお客さんにも来てもらえるようなイベントにしたい」と意気込んだ。

まかべ朝市は、真壁の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建地区)を盛り上げようと始まったイベント。今年から真壁伝承館中央公園で毎月開かれ、ヨガやマルシェなどを行っている。

3回目となった今回は、県内でラーメン店「活龍」などを運営する同県つくば市の企業、天辺ダッシュカンパニーが初出店。芝山健一社長が真壁地区出身であることからコラボが決まった。

販売する商品は、甘みのある中国しょうゆをブレンドしたスープが特徴。同社の金井辰徳本部長(43)は「見た目は黒いが、あっさりしていて食べやすい。甘みと塩味のバランスが絶妙」と太鼓判を押す。

販売を前に、実行委と同社はつくば市の活龍本店で試食会を開いた。同市、会社経営、大沢直樹さん(36)は「しょうゆのこくと鶏油の香りが合っていておいしい」と感想を話した。

ラーメンは1杯700円。トッピングに応じて値段が変わる。イベントは午前8時~午後1時。問い合わせは刈部さん(電)080(3754)1022。