ギネス認定「世界最大、最長の木版画」の一部を展示 栃木県那須町で2月24日まで
下野新聞
2025年2月12日
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栃木県那須町高久乙、版画家君島龍輝さん(68)の個展が24日まで、那須町高久丙のカフェ&ギャラリー「BUZZ」で開かれている。2014年に「世界最大、最長の木版画」としてギネス記録に認定された作品の一部を展示し、作品に込めた思いなどを紹介している。
君島さんは原爆ドームに衝撃を受け、2006年に広島市に移住。平和を願うメッセージを込めた畳242枚分、約400㎡の巨大木版画を制作した。昨年、古里である町に活動拠点を戻し、版木のメンテナンス作業を進めてきた。
展示しているのは、作品中心部に描かれた畳5枚分(縦182cm、横455cm)の鳳凰と、畳2枚分(182cm四方)の太陽。今回新たに紙に刷ったという。
君島さんは「今後、町内を皮切りに、各地で巨大木版画全体を展示したいと考えている。まずは制作の背景や思いなどを知ってほしい」と説明。その上で「作品を通じて平和の尊さを伝えていきたい」と話した。
会場ではその他の木版画約20点も展示している。午前10時半~午後5時。入場無料。金曜定休。(問)BUZZ0287・78・2000。
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