「持続可能な農業」知って 1月26日に群馬・大泉町の結婚式場で初のマルシェ 地元生産者や飲食店が出店
環境に優しい「持続可能な農業」に取り組む生産者を広く知ってもらおうと、地元農家や飲食業者らが出店するマルシェ「ファーマーズアイランド」(実行委員会主催)が1月26日、群馬県大泉町の結婚式場「ヴィラ・デ・マリアージュ太田」で初めて開かれる。実行委の1人で「ぱくぱく農園」(群馬県館林市)代表の大野恵介さん(37)は「地域のために活動している楽しい農家を身近に感じてほしい」と話している。
マルシェでは有機農業をはじめ、農業残渣(ざんさ)を肥料に活用するなどエネルギー循環型の農法に取り組む15の生産者が、野菜や果物、キノコなどを出品。飲食業者も出店し、イベントに参加する生産者の農産物を使った弁当やカレー、ピザなどを販売する。県内で捕れたシカ肉を使用したペット用のおやつなどを取り扱う8組も出店する。
イベントは、結婚式がない日の施設活用について、式場関係者から相談を受けた大野さんが発案。安価な農産物との競合により、5年以内に約9割が断念するという持続可能な農業を応援しようと、幅広い客層が訪れるマルシェの開催を思い付き、知人らを巻き込んで実行委を立ち上げた。
今後は年2回開き、第2回は7月に実施する。小規模なマルシェも同式場で年3回行い、初回は2月に予定している。
午前11時~午後4時。入場料100円で、中学生以下は無料。イベントの詳細はインスタグラムの公式アカウントで確認できる。問い合わせは電子メール(farmers.island1114@gmail.com)へ。