「ふくゆい」初出荷 水戸産ウメ新銘柄

茨城新聞
2017年6月13日

水戸市産ウメの新ブランド「ふくゆい」の出荷が12日、始まった。同市内原のJA水戸農産物直売所では、1粒30グラムを超える大ぶりの実を、生産者や同JA職員らが選別し、専用の箱に詰める作業に追われた。

ふくゆいは、同市が2013年にスタートした「梅産地づくり事業」で生まれた商品。昨年12月に商標登録してから、今回が初めての出荷となる。この日は実の大きさや品質を確認しながら、事前に予約を受け付けた消費者向けに商品を発送した。

市農業技術センターによると、一般向けの予約は5月10日に始まり、11日までの2日間で全50キロが完売したという。

同市鯉淵町の生産者、中崎美恵子さん(56)は「生産にも張り合いができる。(地元農家の)後継者が増えるような取り組みになればいい」と、新ブランドに期待を込めた。 

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