金運が上がるように…首を持ち上げた白蛇 栃木県鹿沼市で干支のきびがら細工作り

下野新聞
2024年12月21日

来年の干支「巳(み)」のきびがら細工作りが、栃木県鹿沼市村井町の「きびがら工房」でピークを迎えている。

きびがら工房では、県伝統工芸品「鹿沼箒」作りの際に生じた端材を使い、3代目の増形早苗さん(47)が手作りする。

幸運、金運が上がるように首を持ち上げた白蛇の形を表現し、大きさはとぐろの直径約3~8cmの3種類。来年1月末までに計約2000個を作るという。

19日は水に漬けて軟らかくした4本のきびがらを糸で縛って形を作ったり、真っ赤な糸の舌を付けたりして愛らしい姿に仕上げていった。

増形さんは「リビングなどに飾ってもらい、幸せな気持ちになってもらえたらうれしい」と話していた。鹿沼市麻苧町の「木のふるさと伝統工芸館」などで販売している。

⇒2025年の干支は何?栃木県で作られている藍染め生地にその答えが…描かれているのは“富の象徴”

地図を開く 近くのニュース