栃木・益子の人気いちご狩り施設「吉村農園」でおしゃれな益子焼も見られる 併設のカフェで展示

下野新聞
2024年1月17日

観光客が益子焼に接する入り口にしようと、栃木県益子町塙の吉村農園が昨年12月、イチゴ狩り施設に併設した販売・カフェのスペースに展示コーナーを設けた。第1弾として若手作家小久保緩奈さん(30)の作品を展示している。

農園は県内外から年間3万人が訪れる町内の人気スポット。担当の吉村想一さん(35)は、若い観光客が益子焼ではなく「宇都宮餃子」「佐野らーめん」などに流れるケースが多いことを実感。古い焼き物のイメージではなく、おしゃれで若い人にも受ける今の益子焼との接点にイチゴを活用しようとコーナーを設置した。

小久保さんは2022年に県窯業技術支援センターでの学びを終え、「Kanna」の作家名で独立したばかり。町出身で、町から新人作家支援の補助も受けて熱心に取り組んでおり、町などの紹介で作品を飾ることになった。

オリジナルの装飾を施したカップをはじめ常時15点ほどを置き、随時作品を入れ替える。「自分の作品を知ってもらえる機会は、非常にありがたい」と感謝する。スペースは、イチゴのオフシーズンとなる夏場は他の作家も含めたギャラリーとして活用する予定。

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