コウノトリが元気に魚とり 群馬・多々良沼に飛来、愛鳥家ら見守る

上毛新聞
2024年12月2日

国の特別天然記念物のコウノトリが、群馬県の館林市と邑楽町にまたがる多々良沼に飛来している。魚を食べたり、飛んだりと元気な姿を見せており、バードウォッチングする愛鳥家や写真撮影にいそしむカメラマンが見守っている。

現在までに沼で確認されているコウノトリは栃木県小山市で生まれた「わたる君」など5羽。コハクチョウの親子約40羽との共演も観察できる。昨年は10羽以上のコウノトリが飛来したといい、仲間の合流を期待する愛好家が毎日早朝から集まっている。

魚を食べたり、飛んだりと元気な姿を見せるコウノトリ

ほとんど毎日足を運んでいるという小山市の常葉勝彦さん(68)は「怖い顔に反して、しぐさは細やか。謎に包まれた生態が面白い」と笑顔で見つめていた。