山盛りのご飯を一粒でも残してはならん 栃木県日光市の神社で奇祭「子供強飯式」
下野新聞
2024年12月1日
小学生が主役となり山盛りの飯を食べるよう責め立てる奇祭「子供強飯式」が11月25日、栃木県日光市七里の生岡神社で行われた。山伏と強力に扮した子供たちが、堂々とした立ち振る舞いを披露した。
生岡神社は明治時代の神仏分離令まで、寺院として日光山輪王寺によって強飯式が行われていた。現在は地元住民が引き継ぎ、無病息災や五穀豊穣などを願って儀式を執り行っている。
今回は日光小6年の佐藤健太郎さん(12)が山伏役、竹沢絢都さん(12)が強力役を演じた。地元住民や参拝客らが見守る中、山盛りの飯が載ったお膳を前にした強飯頂戴人に向かって、「一粒でも残してはならん」などと力強く口上を述べた。
佐藤さんは「頑張って練習して、舞台でちゃんと演技できて良かった」、竹沢さんは「最後までちゃんとやりきれて良かった。良い思い出になった」とそれぞれ話した。
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