栃木・足利で伝統の「節分鎧年越」 過去最多360人の武者が練り歩く→鑁阿寺で豆まき

下野新聞
2024年2月6日

鎌倉時代の故事に由来する伝統行事「節分鎧年越」が3日夜、栃木県足利市家富町の国宝鑁阿寺などで行われ、武者姿の市民ら約360人が市中心部を練り歩いた。参加人数は過去最多という。

3年ぶりの開催となった昨年はマスク着用や間隔を空けた歩行などコロナ対策を講じたが、今年は通常通りの姿に戻った。武者一行は午後5時に織姫公民館を出発。ほら貝や太鼓の音とともに行進し、約1時間半をかけて鑁阿寺に集結した。

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本堂前では、主将を務めた早川尚秀市長が足利氏代々の供養と市の繁栄を願う「願文」を奉読。「福は内、福は内、鬼は外」の掛け声に合わせ、勢いよくみんなで豆をまいた。

主催した地元有志でつくる「立春会」の田野雅己会長(70)は「過去最高の参加となり、歴史、文化を核とする足利のまちづくりに向けて勢いづくのではないか」と目を細めた。

鎧年越は鎌倉時代中期に足利氏4代目泰氏が坂東武者500騎を同寺南大門に勢ぞろいさせたのが始まり。109年前に繊維業者ら有志が復活させ、戦争やコロナ禍で休止があり、ことしで93回目。

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