直売所で売り切れの日も 栃木県茂木町で生柿の出荷本格化「早めにお求めになって」

下野新聞
2024年11月15日

干し柿に使う大粒の渋柿「蜂屋柿」を地域活性化の商品として栽培する河井上柿生産組合(栃木県茂木町)で、収穫した生柿の出荷が本格化している。6日は組合員6人が選果場で、市場に出すための柿の選別と袋詰めに汗を流した。

1999年発足の同組合は現在5軒の農家で構成し、1haの畑で柿の木約500本を栽培。生柿のほか、木になっている実の渋みをそのまま抜いた甘柿「長寿姫」、自家製の干し柿「長寿柿」などを作っている。

今年の収量は例年より少なめという。「長寿姫」は夏の酷暑で落ちてしまったものも多く、既にほぼ終了。生柿も直売所で売り切れの日が出ている。

小林孝寿組合長(77)は「質は例年と変わらないので、早めにお求めになってほしい」と話している。

市場経由の生柿は県内のスーパーかましんで販売。直売は道の駅もてぎなどで6、7個入り800円で取り扱っている。「長寿柿」は年末からの販売を予定している。

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