自然楽しむ三つの新エリア 群馬・神流町のオートキャンプ場
上毛新聞
2024年11月9日
群馬県神流町が整備を進めていた町生利のキャンプ場「みかぼ高原オートキャンプ場」で、新たに三つのエリアの利用が始まった。多様なキャンプスタイルを可能にしてリピーターの獲得を狙う。
新エリアは山の斜面に木製デッキを組み立てた「デッキサイト」8区画、ソロキャンプ用の「ソロサイト」8区画、シラカバやモミジに囲まれた区画のない自然エリア。三つのエリアの付近にはトイレや炊事場のあるサニタリー棟を設けた。
デッキサイト(1万円~)は山を見下ろせ、開放的な景色を味わえる。ソロサイト(3500円~)は利用者の要望を受けて設けられた。山の斜面を削って作った区画では他の区画との間に山壁ができ、一人を満喫しやすいという。自然エリア(3千円)はできる限り山そのままの状態を残し、野営などを好むキャンパーの利用を期待する。
指定管理者の神流振興合同会社の黒沢祐哉さん(44)は「これまでに比べて、新エリアはより自然に近い。町の自然を肌で感じてほしい」と利用を呼びかけている。
新設エリアは今月30日まで利用可能で、12月~来春まで冬季閉鎖する。問い合わせは同キャンプ場(☎0274-57-3366)へ。