《茨ぱん(ibapan)》ヨーグルトパン きんのすゞ(茨城・水戸市) 地域密着の味届ける

茨城新聞
2024年11月10日

1994年の創業当初から不動の人気を誇るのが「ヨーグルトパン」(184円)。ふわふわの丸パンに爽やかなヨーグルトクリームがたっぷり詰まっている。年を経るごとに甘さが控えめになり、ヨーグルト本来の風味が味わえるように変化。「菓子パンでも洋菓子でもない、おやつにも食事にも楽しめるパンを作りたい」と言う店主、小林春樹さん(70)の思いで生まれた。

総菜パンや菓子パン、サンドイッチなど毎日約50種類が並ぶ中、目を引くのが5種類の食パン。中でも「きんのすゞ特製食パン」(1斤346円)は市内のホテルでも提供されるこだわりの一品。そのほか、卵不使用の「カスピ海ヨーグルト食パン」(1斤270円)は幼稚園や保育園でも提供されており、地域密着の味を届けている。

自家製のカステラをパン生地で包み、再度焼き上げる「カステラパン」(227円)など、昔ながらの商品も。2度焼成するため手間がかかるが、「この味を求めている人がいるから」と製造を続ける。小林さんは「作り手が何百個作ったとしても、食べる人にとっては一つ。一つ一つ丁寧に作ってお待ちしています」とほほ笑む。食パンは前日までの問い合わせや予約がお勧め。

茨城県水戸市笠原町950の10
営業時間は午前7時~午後7時
日、月曜定休
(電)029(243)8878
支払いは現金のみ