強い甘みとほくほく感 有機栽培のサツマイモを使用 鈴木木材(群馬・太田市)が焼き芋専門店オープン

上毛新聞
2024年11月1日

自動車部品などの梱包を手がける鈴木木材(群馬県太田市熊野町、鈴木信雄社長)は1日、同社の旧事務所で焼き芋専門店「POTEST(ポテスト)」をオープンする。同社農業事業部の代表、鈴木雄介さん(36)が、市内の農場で農薬などを使わず育てたサツマイモを使い、来年3月末ごろまで限定で提供する。

同市東矢島町と長手町にある同社の畑「スイポテ農場」で、農薬や化学肥料を使わず、有機栽培で育てたイモを使う。品種はねっとりとした口当たりで甘みの強い「紅はるか」と、ほくほく感と粘りのバランスが良い「シルクスイート」の2種類。

農業に興味があった鈴木さんが、新しい収益機会をつくろうと、2020年に独学で始めた。今年事業部化し、6次産業化への取り組みの一環として実店舗を開設した。鈴木さんは「安心安全な無農薬の焼き芋を多くの方に味わってほしい」と話している。

午前11時~午後6時。日、月曜定休(3、4日は営業)。ガス火で石を温め、遠赤外線効果で3時間ほどかけて焼き上げるため、予約を推奨。100グラム180円。問い合わせは同店(0276・56・4808)へ。