《栃木・県央グルメ》博多らーめん万々(宇都宮)本場の味を“関東向け”にアレンジ
乳白色の豚骨スープと細麺の織り成す味わいがたまらない。くせのないさらっとした後味で箸が進む。
「博多らーめん」(800円)は本場の味の流れをくむ看板メニュー。菊島和久代表(57)が福岡市内で修業した博多ラーメン店の味を守りつつ、関東の人向けにアレンジした。スープは豚頭を30時間かけて煮込み、細麺は福岡市内の製麺所から仕入れている。
2010年から宇都宮市内で店を営む。2度目の移転で、8月から次世代型路面電車(LRT)の陽東3丁目停留場の近くに店を構えた。
再スタートにあたり、菊島代表の下で腕を磨いてきた渡辺就さん(26)が新たに店長となった。菊島代表は「スープは下処理が命。そういった仕事が丁寧」と渡辺店長を高く評価する。
博多ラーメンと言えば替え玉(150円)。渡辺店長は「本場では替え玉を1分以上待たせない。食べるペースを見ながら準備しています」と目配りを欠かさない。
お薦めの麺の堅さは普通だが、ばりかたの注文が多い。「ばりかたって言いたくなるのかも。好みの食べ方で自慢の味を楽しんでもらえれば」と笑顔を見せた。冬季に開くカキ小屋も人気だ。
▼メモ 栃木県宇都宮市陽東3-18-9。午前11時半~午後2時半、午後6時~午前0時半(日祝は午後11時半)。火曜定休。(問)028・666・6840。
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