高崎市に男性向けサウナ 「観音山サウナ蒸寺」でととのい、心の開放を

上毛新聞
2024年10月16日

群馬県高崎市中心部の街並みが一望でき、仏教の悟りを開く修行をテーマとした男性向けのサウナ「観音山サウナ蒸寺(むしでら)」が高崎市石原町に開業した。利用客を「サトラー」と呼び、瞑想(めいそう)と深いリラクゼーションにいざなうため、施設内は会話を控える「黙浴」を原則とし、サウナ界では珍しい形態を取る。

スポーツジムを展開するクロスフィット前橋(前橋市大友町)が運営。木村祐貴代表(43)が運動後の疲労回復を目的に観音山のイメージに合わせたサウナ事業を 始めた。

施設はレストラン跡の建物を活用。サウナは3部屋用意。「釈迦炎舞(しゃかえんぶ)」(約26平方メートル)と称する一番広いサウナは、水蒸気で発汗を促す「ロウリュ」を20分に1度行い、最大24人利用できる。薪ストーブを使った「空(くう)の間」(約11平方メートル)は4~6人用。座禅ができる板の間で、自身でほうじ茶を石にかけてロウリュができる。高温スチームの「蒸観音」(約12平方メートル)は最大18人。蒸気を通したヨモギの香りでリラックス効果をもたらす。ヒノキ風呂一つ、水温が異なる水風呂二つを設ける。「ととのいエリア」の休憩スペースからは市街地が望める。

木村代表は「『心を開放する完全没入体験』がコンセプト。街の景色を眺め、ととのいながら自分と向き合う時間を過ごしてほしい」と提案する。

午後1~11時。2時間制で料金は平日1500円、午後9時以降1300円。土日祝日は各200円増。延長は30分ごとに500円追加。月に一度メンテナンスで休む。問い合わせは同サウナインスタグラム(@kannonyama_sauna)へ。