群馬・安中市とダイハツがカーシェア 横川駅に車両配置、碓氷峠観光の足に

上毛新聞
2024年10月16日

JR信越本線の終着駅となる横川駅(群馬県安中市)の2次交通を充実させる官民連携のカーシェアリングが始まっている。安中市と群馬ダイハツ自動車(前橋市)が包括連携協定に基づき、駅近くの市有地に「ダイハツステーション横川駅前」を設け、車両1台を配置した。碓氷峠周辺観光の交通アクセスが向上する。

横川駅周辺には、めがね橋を代表とする鉄道遺産群や碓氷湖、霧積温泉といった名所が山間地に点在し、主に観光客が移動手段として利用すると想定。四輪駆動のターボ車を配置し、冬季はスタッドレスタイヤを装着する。

開始式で安中市の岩井均市長は「車を使って観光につなげてもらえるとありがたい」、佐藤順社長は「大変魅力的な観光スポットがあり、多くの人に利用してほしい」とあいさつした。

包括連携協定は昨年4月に結んだ。同駅でのカーシェアは、同6月に始めたJR安中榛名駅を起点とする取り組みに続く第2弾。