日本一の栗 味わって PR大使集結 ライブや菓子販売 10月4~6日 笠間「新栗まつり」 茨城

茨城新聞
2024年10月3日

栗の生産日本一の茨城県笠間市で、栗尽くしの祭典「第18回かさま新栗まつり」が10月4~6日に開かれる。笠間芸術の森公園(同市笠間)のイベント広場を会場に、旬の生栗や焼き栗、モンブラン、栗菓子などを扱う店舗が勢ぞろいする。「笠間の栗」を使ったレシピコンテストの公開審査会や、笠間のPR大使が集結するステージイベントも繰り広げられる。

同まつりは市内の栗関係の生産者や事業者らでつくる「儲(もう)かる笠間の栗産地づくり協議会」(根本高行会長)の主催。新栗が出回る季節に毎年開かれている。昨年から期間を1日延ばし、3日間の開催となった。

今年の出店数は過去最多となる71店。飲食が59店、クラフトが12店だ。飲食店舗のうちスイーツ系は39店舗。このうち14店がモンブランを扱う。クラフトは革製品やアクセサリー、陶磁器、木工などがある。

5、6日にはかさま応援大使の岩崎均さん(ホテルメトロポリタン エドモント総料理長)によるオリジナル栗スイーツの販売もある。京都府京丹波町(5日)、長野県小布施町(同)、埼玉県日高市(6日)、高知県四万十町(4~6日)、岐阜県恵那市(同)からも参加する。

目玉は「笠間の栗アイディアレシピコンテスト」(5日午前11時~)。「小・中学生の部」(昨年までは小学生のみ)の表彰式のほか、新設されたプロアマを問わない「一般の部」の5人の作品の公開審査(二次選考)が行われ、最優秀賞が決定する。

ステージイベントは日本ウェルネス高吹奏学部(4日午前10時)、2年ぶり出演のかさま応援大使のムード歌謡コーラスグループ「純烈」(5日午前9時)、笠間特別観光大使のアーティスト、安達勇人さん(同午後1時半)、笠間特別観光大使の男性4人グループ、ZANPA(6日午前9時、正午)のライブが繰り広げられるほか、オカリーナの平本(同午前10時半)や笠間特別観光大使の三味線奏者、川嶋志乃舞(CHiLi GiRL)さん(同午後1時半)による演奏も披露される。

このほか、体験イベントとして、いずれも栗にちなんだスイーツ作り(5、6日)やダーツとゴルフのゲーム(3日間)、クイズラリー(同)、栗拾い(5、6日)が実施される。栗拾いは会場外の「かねこ農園」で行う。午前8時半から、栗拾い体験の受け付けブースで整理券を配る。

駐車場はイベント広場に1100台(普通車500円)を用意。JR友部駅北口と指定した臨時駐車場を往復する直行バスも運行。事務局の市農政課は公共交通機関やシャトルバスの利用を推奨している。

3日間とも午前9時~午後3時。問い合わせは同課(電)0296(77)1101(内線543)。