ハンバーグ、カレー、フライ…昭和40年代の味を現代に 洋食食堂「覚瑛(かくえい)」が群馬・前橋市に移転オープン

上毛新聞
2024年9月26日

昭和40年代の洋食が味わえる食堂「覚瑛(かくえい)」が群馬県高崎市三ツ寺町から前橋市元総社町の県道前橋安中富岡線沿いに9月、移転オープンした。昔ながらの洋食で話題の同店は、今年で開店13年目。ハンバーグ、カレー、クリームコロッケ、フライなどを手作りする。

ハンバーグとクリームコロッケ&唐揚げ

代表の水野貞明さん(77)は「職人歴は半世紀以上」と話し、息子の泰斗さん(37)と親子で運営する。貞明さんは「年配の方には若い頃を思い出しながら味わってほしい。若い人には本物の洋食を知ってもらえたらいい」と、幅広い世代に向けて料理を作り続けてきた。

「当時の洋食が現代の洋食の基本」と語る貞明さんは修業中だった昭和40年代の味と調理法にこだわり、現代に再現する。タマネギ、卵などのシンプルな材料のみで作るハンバーグは柔らかな口当たり。オーブンで蒸し焼きにしたプリン(単品500円)は甘さを控えた硬めで昔ながらの食感だ。

ハンバーグステーキと一品料理をプラスして、一つのプレートに盛り合わせたランチ「プラスワンセット」は、サラダとライスが付いて1600円。選べる一品料理には、クリームコロッケと唐揚げ、エビフライ、クリームシチューの三つがある。

ディナーでは肉と魚の各料理を一皿に盛り合わせた、当時の洋食を用意する。

また貞明さんが修業中だった頃のレシピを参考にして、肉やエビを使った多彩な料理もそろえ、定食(前菜、スープ、ライス、サラダ付)としても楽しめる。

テイクアウト用の各種弁当も手作りする(要予約)。

自宅などで手作りの洋食を楽しめる弁当(要予約)の一例※イメージ

店内は4人がけのテーブル席が五つと、カウンターに2席を用意する。貞明さんは「多くの方に『おいしかったね』とご満足いただけたらと思います。当店ならではの味をどうぞ」と話している。

洋食食堂 覚瑛(かくえい)
▽住 所
前橋市元総社町840-8
▽時 間
ランチ 午前11時半~午後2時半(ラストオーダー同2時)/ディナー 午後6~8時半(同8時)
▽電 話
027・212・5485
▽定休日
水曜
▽公式インスタグラム
https://www.instagram.com/maebashi_kakuei/