キッチンカーで大人気のあのクレープ、今度はお店でも食べられます! 群馬・前橋市に「アシカのこむらがえり」がオープン

上毛新聞
2024年9月21日

群馬県内外のイベント会場などにキッチンカーで出店し、人気を集めていたクレープ店「アシカのこむらがえり」の実店舗が14日、前橋市南町にオープンした。キッチンカーを始めて2年。待望の店舗開業に店長の小林友美さんは「これまで利用してくれたお客さんのおかげで、お店を持てるようになった。感謝の気持ちでいっぱい」と話す。

真っ赤な外壁が目印の「アシカのこむらがえり」

長野県御代田町で整体師として働いていた小林さん。行きつけだった軽井沢町のカフェのクレープに引かれ、「このクレープを守りたい」と1年間の「弟子入り」を経て2年前にキッチンカーの店をオープンした。平日は整体師、週末はクレープ屋という生活を送ってきた。

次第に実店舗での営業を考えるようになり、居抜きの店舗を探していたが、そんな折に届いたのが、前橋刑務所の東側に位置する今回の店舗の情報だった。契約を結ぶとすぐに改修工事を手配し、内装は「ジャズの似合う店」という小林さんのリクエストそのものに仕上がった。

カウンター席とテーブル席を用意し、時間帯や座席によって違った雰囲気を楽しんでもらえるようにした。

定番のバナナチョコホイップ。店では皿で提供される

クレープの定番はバナナチョコホイップだが、固形のクリームチーズがゴロっと入ったブルーベリーチーズや、自家製のラムレーズンチーズも人気だ。甘さを欲している人はカスタードチョコもおすすめ。美味しさを追求するため、生クリームの量も「決してインスタ映えしない」。その分、飽きが来ず、子どもでもペロリと平らげられるという。

意外にも、甘い生地に合うと評判なのがサラダ系。ロースハムやツナとサラダをトッピングしたクレープは、キッチンカーでも売り切れになるほどだ。

麹を使った豚のしょうが焼きも自慢のメニュー

店ではクレープを包まず、生地にトッピングを載せたり、添えたりして皿で提供し、ナイフとフォークで食べてもらうという。他にも、麹を使ったハンバーグやカレー、生姜焼きなどの軽めの食事もメニューに加えた。アルコール類も提供する。「来店した人たちが笑顔になって帰っていけるような雰囲気づくりに努めたい」と小林さんは話している。

アシカのこむらがえり
住所:群馬県前橋市南町1-21-2
営業時間:午前11時~午後11時
定休日:不定休
詳細は公式インスタグラム