栃木、群馬でおなじみの踊り“発祥の地”に熱気 足利市の御厨地区で「八木節のふるさと祭り」

下野新聞
2024年9月12日

栃木県足利市の無形文化財に指定されている民謡・八木節の伝統継承を目的とした「第40回足利百景八木節のふるさと祭り」が7日、足利市百頭町の御厨地区コミュニティ運動場で開かれ、21団体の約300人が個性あふれる八木節を披露した。

八木節のふるさと祭りは市発祥とされる八木節の次世代への継承、地域の絆づくりを目的に、実行委員会などが新型コロナウイルス禍を除いて毎年開催してきた。例年8月16日に開催していたが、今回は近年の気候変動を考慮し開催日を変更した。

この日は八木節宗家6代目堀米源太一門、足利八木宿八木節保存会などが出演し、「足利観光」「二十日会音頭」などを披露。観客の手踊り参加などもあり、会場は盛り上がった。

実行委員会の星野恵委員長(85)は「40回を迎えられたのは御厨地区のみなさんのおかげ。今後も八木節の伝統を守り、地域を盛り上げていきたい」と話した。

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