隈氏と境町 つながり紹介 23日まで企画展 茨城

茨城新聞
2024年9月18日

世界的建築家、隈研吾氏と茨城県境町との関わりを紹介する企画展「くまさんぽ 隈研吾建築と境町」(町主催)が23日まで、隈氏が設計した「S-Gallery粛粲寶美術館」(境町坂花町)で開かれている。隈氏が手がけた町内の施設をパネルで紹介するとともに、代表作の模型などを展示している。

隈氏は、新国立競技場やスコットランドの美術館V&Aダンディーを手がけるなど世界的に活躍する建築家。町とのつながりは2015年ごろから始まり、粛粲寶美術館のほか、道の駅さかい内の施設、さかい河岸レストラン、町地場産品研究開発施設など7施設を設計し、深いつながりがある。

同展では、各施設をパネルで紹介するとともに、隈氏のビデオメッセージが流れ、自身の建築家としての原点や建築への思い、町との関わりを知ることができる。

会場には、国立競技場や高輪ゲートウェイ駅、廣澤美術館(同県筑西市)など代表的な建築の模型8点、ドローイング作品も展示されている。同館の担当者は「展示を見て実際に町を巡り、設計された建築を見ていただければ」と呼びかけている。

入場料330円(18歳未満、65歳以上無料)。月火曜休館(祝日の場合は開館、翌日休館)。問い合わせは同美術館(電)0280(23)4148。