<栃木・県央グルメ>茂木町食販企業組合(茂木)はとむぎジェラート 道の駅でも人気のスイーツ
人口1万人超の町としてはお菓子屋が多いとされる栃木県茂木町にあって、後発の商品ではある。しかし隠れた銘品と言っていいだろう。茂木町食販企業組合が手がける「はとむぎジェラート」(300円)は、ミルクの甘さの中に香ばしさを感じるスイーツだ。道の駅もてぎでも、人気商品の一つとなっている。
ハトムギの実は漢方薬の成分が含まれ、古くから美肌効果、むくみや便秘の解消に効果があるとされてきた。その効果をおいしく摂取しようと作られたのが、はとむぎジェラート。食べてみるとざらつかず口溶けもいい。夏に限らず四季を通じて楽しめる。
同組合は2009年に町内の休耕田を使ってハトムギ栽培を始めた。しかし茎が硬いハトムギは専用の刈り取り機が必要で、さらに皮をむいた実はなかなか火が通らない。粉にしようとすると不用な油がしみ出した。
試行錯誤の中でお茶や焙煎粉を商品化。これらを牛乳や生クリームなどに混ぜることで、16年にジェラートにたどり着いた。現在もハトムギは天子地区で作られ、地産地消にも一役買う。
同組合の塚本貴士代表理事(52)は「ハトムギは素朴な里山の味。香りを含めて楽しんでほしい」と話していた。
▼メモ はとむぎジェラートは道の駅もてぎ(茂木町茂木)、大前神社売店(真岡市東郷)、美玉の湯(那珂川町小砂)で販売中。(問)同組合0285・63・0107。
⇒<栃木・県央グルメ>バウム工房ゆずの木(茂木)米粉バウムクーヘン 道の駅もてぎの看板お土産
地図を開く | 近くのニュース |