桐生八木節まつりに合わせ オリジナル手拭いを製作(群馬・桐生市)
8月2~4日に群馬県桐生市で開催される「桐生八木節まつり」に向けて、捺染(なっせん)業の平賢(ひらけん)(桐生市境野町、平田伸市郎社長)がオリジナル手拭いを製作した。毎年、まつりに合わせて手拭いを作っており、今年は国宝「鳥獣人物戯画」のキャラクターなどをデザインした。13、14の両日に桐生地域地場産業振興センター(同市)で行われる「2024じばさん夏の市」で先行販売する。16日からはJR桐生駅構内の桐生観光物産館わたらせなど市内4カ所で販売する。
同社は1958年に設立。こいのぼりや祭りはんてんを中心に繊維素材の染色(捺染)を行う。自社ブランド「桐生てぬぐい」は、創業以来独自に培ってきた手捺染技術で染め上げる。
今回の手拭いは擬人化されたウサギやカエルが、ユーモアいっぱいに踊る様子が描かれている。背景は明るい色彩の筆模様にした。商品化に当たり、鳥獣人物戯画を所蔵する京都・高山寺の公認を受けた。
小山哲平専務(40)は「動物たちが八木節を踊る感じに仕上げた。手拭いを片手に祭りを楽しんでもらいたい」と話す。
長さ約95センチ、幅約35センチで1枚1500円(先行販売は1300円)、限定400枚。カラーは黒と赤。販売場所は同物産館の他、同市観光情報センター「シルクル桐生」、コワーキング・コミュニティスペース「COCOTOMO(ココトモ)」、梅田ふるさとセンター。20日に東京・浅草で開かれる「桐生八木節まつりin浅草」で限定カラーの紫を50枚販売する。問い合わせは同社(☎0277-44-7570)へ。