皮パリッ、あんこずっしり!昔ながらの「天然たい焼き くま吉」が16日オープン 群馬・高崎イオン近く

上毛新聞
2024年7月16日

パリッとした薄皮にあんこがずっしり入る「天然たい焼き くま吉」が16日、群馬県高崎市にオープンする。北海道産の素材にこだわり、一つずつ丁寧に焼き上げる昔ながらの製法「一丁焼き」で作るのが特長。

北海道産の小豆と小麦粉を厳選する。店内で豆を煮て3時間ほどかけて炊く自家製のつぶあんは甘さ控えめ。皮の生地に砂糖を使わないため、あんこの味わいを楽しめる。

たい焼きには一度に大量に作る“養殖もの“と、型で一つずつ焼く”天然もの“がある。同店は後者でいわゆる「一丁焼き」で提供する。”養殖“が主流の今、一つずつ作る店は希少とされる。

店長の竹内日菜さん(28)は都内の専門店に弟子入りし、焼き方やあんこの炊き方を一から学んで初めて店を構えた。火加減と時間調整に気を配りながら、一つ2キロを超える型に生地を流し込んで手作りする。

たい焼き(280円)のほか、ソフトクリームやヨーグルトもある。

北海道の牧場から取り寄せる生乳を使った無添加のソフトクリーム(小300円)は、すっきりした口当たりの中にしっかりとミルクの味わいを感じる一品で、甘さ控えめのあんこと相性が良いという。また、道内の牧場から取り寄せたミルク風味の「有機のむヨーグルト」(350円)や各種ソフトドリンクをそろえる。

夏季限定でかき氷も用意する。

竹内さんは北海道のおいしい食材を生かした仕事をしたいとの思いから、今の仕事に挑戦したという。「古くから続く天然のたい焼きをおいしく召し上がれますように従業員一同、お待ちしています」と話した。