《茨城釣り》大洗沖 一つテンヤでマダイ狙い 釣果18匹、2.75キロ中ダイも 茨城

茨城新聞
2024年6月30日

梅雨入り前、茨城県の大洗から鹿嶋沖では5キロ、6キロ、7キロと特大マダイが連日のように釣れているとの情報が寄せられた。一つテンヤをはじめタイラバやタイジグなど、釣り船によって釣り方もいろいろ。今回は大洗港の「昭栄丸」に乗って一つテンヤで大物マダイを狙った。

6月上旬、まだ薄暗い夜明け前の漁港に集合し、ポイントの大洗沖へ出船。朝は肌寒かったが、日中は汗が吹き出すほどの陽気。飲み物や日焼け止めを用意し、しっかりと熱中症対策をしたい。

朝日が昇る頃ポイントに到着。シラス漁の漁船が続々と集結している。このシラスの群れの下に大ダイがいる-はずだ。

配られた餌(この日は生きエビ)をテンヤに付け、船長の合図とともに一斉に釣り開始だ。朝の入れ食いタイムで船内そこかしこでさおが曲がり、次々とマダイを釣り上げてゆく。

テンヤが着底すると私のさお先にも「コツコツ」とたたくようなアタリ。さおで大きくアワセを入れるも、これは空振り…。すぐに餌を付け替えて再投入。今度はアワセも決まり「ギュギュン」と小気味よい引きとともに約0・5キロのマダイをゲットした。

シンプルなライトタックルで魚の引きを味わえる一つテンヤのマダイ釣りは、やはり楽しい。マダイ以外にもハナダイやメバル、アジやヒラメ、マゴチにホウボウなど、いろいろな魚が釣れるのも魅力だ。以外な大物が釣れる可能性もある。

さて朝の入れ食いタイムも終了。マダイのアタリが遠くなると、船は潮回りしてポイント移動を繰り返す。日が高くなるにつれハナダイのアタリが活発になってきた8時ごろ、「モゾッ」としたアタリでアワセを入れると「ジャジャジャッ」とドラグを滑らせるマダイの引き! ここは慎重の上にも慎重にやりとり。上がってきたのは後検量2・75キロの中ダイだった。

大小合わせて18匹の釣果

その後も沖上がりの11時までハナダイをメインにコンスタントに釣れ続け、マダイ、ハナダイ、その他大小合わせて18匹の釣果。船中最大は5・8キロの大ダイだった。皆さん心行くまで釣りを楽しみ、満足そうな顔でした。

常磐沖のマダイ釣りは大物ラッシュ継続中。さあ自己記録更新を目指して一つテンヤのマダイ釣りに行ってみよう。(上州屋勝田店・大谷良平)

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