「カリカリだぜぇ」スギちゃんが群馬のウメを紹介 全国2位の産地、おいしさアピール

上毛新聞
2024年3月22日

全国2位の生産量を誇る群馬県の梅をPRしようと、県は18日、タレントのスギちゃんを起用した動画を制作し、動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開した。スギちゃんは安中市の秋間梅林などを訪れ、生産者や加工業者に話を聞きながら主要品種「白加賀」と群馬県発祥の「カリカリ梅」の魅力を紹介している。

「スギちゃんの群馬うめ旅」(21分30秒)と題した動画で、昨秋公開したリンゴ旅に続く第2弾。撮影は紅白梅が見頃を迎えた2月下旬に行った。

スギちゃんは同梅林観光協会のメンバーから「果肉が厚い」「手で一粒ずつもぐ」といった白加賀の特徴を聞き、シロップ作りに挑戦。漬物を製造販売する前橋市の赤城フーズでは、遠山昌子社長が1971年に商品化に成功したカリカリ梅の開発秘話を説明した。

県によると、スギちゃんは撮影後に「白加賀は粒が大きくてフルーティーな香りがたまらない。ダイヤモンドのような輝き」と話していたという。20日午前8時半ごろ、エフエム東京のラジオ番組「ONE MORNING」にゲスト出演して収録の様子を語る。

この動画のほか、イチゴのやよいひめ、ニジマスのギンヒカリ、上州地鶏、リンゴに続く第5弾となる「群馬の本物 伝われ、世界へ。うめ篇」(2分42秒)も公開した。

群馬県の梅の2023年出荷量は5040トンで、和歌山県に次いで全国2位。県産品のうま味や栄養成分を分析する県の「G―アナライズ&PRチーム」が白加賀を調べた結果、香りは爽やかで上品、味は濃厚でまろやかであることが分かった。