しょうゆやみその魅力発信 職人醤油(群馬・前橋市)の高橋さんらプロデュースのイベント 16日まで大阪で開催
上毛新聞
2023年5月15日
木おけで仕込むみそ、しょうゆなど調味料の魅力を発信する「木桶(おけ)による発酵文化サミットin阪神」が15日まで、大阪市の阪神梅田本店で開かれている。全国のクラフトしょうゆを扱う「職人醤油(しょうゆ)」を運営する伝統デザイン工房(群馬県前橋市、高橋万太郎社長)がプロデュースを担当。木おけに関わる130以上の商品をそろえるほか、仕込みのワークショップ、木おけの「芯」作りなど多彩な催しでにぎわっている。
木おけで仕込むしょうゆ25種類、みそ14種類をはじめ、木おけしょうゆを使ったぽん酢や日本酒、漬物などを販売し、みどり市に工場を持つ岡直三郎商店も出店している。ワークショップは全国18の蔵元が指導し、こうじと塩水を混ぜてもろみをつくるといった仕込み体験、発酵に欠かせない微生物の解説などをする。
会場には高さ、直径とも約2メートルの木おけを展示。芯は木おけの形を保つために欠かせない部材で、今回製作する芯は小豆島(香川県)で実際のおけ作りに用いられるという。
イベントには、木おけと発酵文化を絶やしてはいけないと考える蔵人や職人ら50人以上が関わる。高橋社長は「蔵元同士が競うのではなく、力を合わせて木おけ文化を伝承することに大きな意味がある」と話した。
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