工女の衣装でまち歩きを 富岡製糸場核に活性化へ衣装貸し出し 伝統の生地使い、史実踏まえ再現 群馬・富岡市

上毛新聞
2024年3月20日

工女さん気分でまち歩きを―。群馬県富岡市は市内の世界遺産、富岡製糸場の工女が着ていた着物とはかまを忠実に再現し、4月から観光客に貸し出す。伝統的な生地を使い、色や柄も史実を踏まえた。本物志向の強い外国人旅行者の集客も視野に、製糸場を核とした市街地活性化につなげる。

工女の制服は時代とともに変遷したが、再現したのは操業開始当初のもの。実物は残っていないため、製糸場女性労働環境等研究委員会(委員長・鈴木淳東京大教授)の見解や当時の写真を参考にした。実物と同じ北九州市の伝統織物「小倉織」の生地を採用した。

肩にかけるたすきは、腕の良い「一等工女」が着けた赤色。はかまは、ズボンのように二股に分かれた「馬乗り袴(ばかま)」で、女性にはかまを着る習慣がなかったため、男性用を着ていたと考えられるという。

貸出料は、製糸場の入場券が付いて1万円。午前10時~午後2時半に製糸場近くのあさや呉服店で着付けし、同4時半までに返却する。希望日の5日前までに、市観光協会のホームページから予約する。

問い合わせは同協会(☎0274-62-6001)へ。