スズラン高崎店29日開業 1階に北野エース 食品専門店、群馬県内に初進出
食料品専門店「北野エース」を展開するエース(東京都江東区、油山哲也社長)は29日に、市街地の再開発に伴い新築移転する「スズラン高崎店」(高崎市鞘町)1階に出店する。群馬県内初進出となる。全国各地のこだわりの商品を集めた品ぞろえが特徴の店舗として、スズラン高崎店開業に合わせてオープンする。
店舗面積は約337平方メートルで、北野エースの平均的な広さ。バイヤーが厳選した缶詰や調味料といった加工品、菓子、牛乳や豆腐などの日配品、酒類をはじめ4600種類以上を扱う。同じフロアで他店舗が野菜、肉、魚の生鮮食品を展開する連動型の店舗となる。
国内外のメーカーと提携して開発・製造するプライベートブランド「キタノセレクション」を扱い、食材にこだわったドレッシングやジャムなどをそろえる。
レトルトカレーが書店の本棚のように陳列される同店の代名詞「カレーなる本棚」では、全国各地の名店や世界各国の本場の味を再現した約230種類の商品が並ぶ。
地元に根差した商品も展開し、「ピッコリーノ」(高崎市)の天然酵母パン、ミルウェイ(昭和村)のヨーグルト、バター、チーズなどを扱う。29日から記念企画を開催。菓子やだしの特別セット、ハムとソーセージの3点セールなど限定商品を販売する他、全国で人気のパンを集めたフェア、スパークリングワインが当たるくじを実施する。なくなり次第終了する。
同店の福田和広店長(42)は「群馬県初出店となり大変うれしい。豊富な品ぞろえ、高品質な商品を用意し、ご来店を心よりお待ちしています」とのコメントを寄せた。
同社は1962年創業。食料品、雑貨、衣料品を主とした大型総合スーパー「エース」として始まり、北野エースは全国105店舗を展開する。
スズラン高崎店の旧店舗は68年に開業。市街地の再開発に伴って今年1月に閉店し、隣接地に新築移転する。