《いばらき御朱印めぐり》水戸市 吉田神社 格式備え多彩に挑戦 祈禱やお守り新たな形

茨城新聞
2024年2月10日

「常陸第三宮(だいさんのみや)」という格式を備えながらも、オンライン祈禱(きとう)や御朱印の郵送頒布に対応する吉田神社(水戸市)。お参りの新たなスタイルとして革製お守りに押印する「御刻印(ごこくいん)」をはじめ、進取の精神旺盛。御朱印は本社と境内社、兼務社合わせて常時13種類をそろえる。秋季例大祭では、150年以上途絶えている浜降(はまおり)祭を復活しようと準備を進めている。

創建は5世紀後半。日本(やまと)武尊(たけるのみこと)を祭神として祭る。石段を上ると、左に朝日三角山がある。日本武尊が東夷(とうい)平定の帰途、休憩したと伝わる神域で「ここは良い(吉)田ができるぞ」と言ったことが神社名の由来だという。

吉田神社の御朱印(左が標準、右はしだれ桜版)

 

通常の御朱印は、本社分が標準版と御神木しだれ桜版、ともえ紋令和版の3種類。境内社は5種類で、四神(青龍(せいりゅう)、白虎、朱雀(すざく)、玄武(げんぶ))イラストをあしらう東西南北の方位守護末社と吉田天満宮。銭谷稲生神社など兼務社は5種類。ほかに季節限定がある。

「コロナウイルスが5類へ移行した今年の正月の参拝者は、コロナ以前を超えるほどだった」と話す渉外部長の西田大介さん(43)。多彩な御朱印や、新たな挑戦を続ける神社の姿は自慢でもある。

祭神・日本武尊が東夷平定の帰途、立ち寄って休憩したと伝わる朝日三角山

 

「疾風巡拝」と名付けた新スタイルの御刻印は手首に巻く革製のお守りに寺社ごとの文様を押印。「漫遊」の文字を囲んだのが吉田神社の刻印だ。神社名が入った千社札シールも渡す。疾風巡拝は約2年前から始まり、ライダーはじめ一般にも広がる。

映像配信と組み合わせたオンライン祈禱はホームページに詳しく掲載。コロナを機に始め、県内外などから一定数の申し込みがあるという。

10月中旬の例大祭は山車7基によるお囃子(はやし)の共演が見事。浜降祭の復活準備を進めており、西田さんは「来年から浜降祭を復活させ、厳粛かつ盛大に行いたい」と意欲を見せる。

■メモ
アクセス:水戸駅から約2キロ、徒歩で約25分、バスなら「吉田神社前」バス停下車すぐ。
住所:水戸市宮内町3193の2
電話:029(247)6464
受付時間:午前9時~午後4時半
御朱印:吉田神社3種類と吉田天満宮、兼務社は300円。境内社の四神イラスト入り方位守護末社版は500円。御刻印の押印300円、革バンドは2種あり通常3500円と限定赤色5000円。
補足:県内で疾風巡拝に参加しているのは長福寺(水戸市)花園神社(北茨城市)大中神社、東金砂神社(以上常陸太田市)。

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