冬スポーツの楽しさを 元スキー選手・松井勇樹さん(利根商高出身)がペンション承継、初の冬季営業迎える

上毛新聞
2023年12月28日

今季の営業が続々と始まり、これからトップシーズンを迎える群馬県内各地のスキー場。利根商高出身で元スキー選手の松井勇樹さん(32)が、丸沼高原(片品村)の「ペンションペチカ」を引き継ぎ、初めての冬季営業を迎えている。ペンション経営の実家から学んだノウハウと競技経験を生かし、独自色でもてなす。通年で楽しめる周辺観光の魅力も発信したい考えだ。

松井さんは群馬県沼田市玉原高原出身。実家がペンションを経営していたこともあり、幼い頃から観光客が集まる自然豊かな地元に愛着を持っていた。利根商時代はスキーのスラローム競技で3年連続のインターハイ出場を果たし、 大学まで一線で競技を続けた。

丸沼高原は透明度が本州一とされる菅沼のサップやカヌーといった水上レジャー、日光白根山の登山など通年で観光需要が見込めるという。自身も春から観光ガイドを務め、魅力を伝えている松井さん。「非日常を求めて訪れる人は多く、宿泊してのんびりと満喫してほしい」と話した。

客室は家族向け6人部屋など計7室。冬季は1泊2食付きで大人1万1000円から。予約や問い合わせは(☎0278-58-3892)へ。