ようやくスキーシーズン到来 群馬・みなかみ町内8カ所で合同スキー場開き

上毛新聞
2023年12月22日

群馬県みなかみ町内8カ所のスキー場の合同スキー場開きが18日、ノルンみなかみスキー場(同町寺間)で開かれた。各スキー場やスキースクールの関係者らが集まり、相互の連携を確認。雪の舞うゲレンデでテープカットし、スノーシーズンの到来を祝った=写真。

町スキー場連絡協議会によると、降雪量不足により、各スキー場が今季の営業開始を延期しているが、今週末までに全場オープン予定。協議会の松本亨太会長は「雪がようやく降ってシーズンが始まる。プロモーションや来場者の周遊、人手不足対策を議論しながら、町全体の盛り上がりに尽力したい」と意欲を示した。

松本会長によると、昨シーズンに町内スキー場を訪れた客数は約40万人。直近の10年では2016年シーズンの57万人が最多だったとし、「(コロナ禍を経た)今季は50万人の来場を目指している」と話した。

協議会では今季、8スキー場で使える「みなかみ町共通シーズン券」(9万円)を30枚限定で初めて販売。共通リフト券の発売や、使用済みリフト券の提示による町内施設での割引サービスなどで地域一体となってスキーヤーをもてなす。