「イケア色」のバスを運行 群馬・前橋市

上毛新聞
2023年12月19日

群馬県前橋市は15日から、JR前橋駅などと市南部の前橋みなみモールを結ぶ路線バス・前橋玉村線で、来月開業するイケア前橋(同市亀里町)の広告付きラッピングバスを運行する。14日、関係者が同店に集まり、青と黄色の“イケアカラー”を施したバスを披露した。

同路線は、前橋公園からJR前橋駅、前橋工科大、同モールなどを経由し、新町駅までを結ぶ。市によると、現在の運行本数は平日(通勤・通学時間帯を除く)は1時間に1本程度だが、買い物客や学生の乗客が多く、利用者数も伸びていることから、来年度から30分に1本程度に増便する予定という。モール内の従業員が通勤にバスを使いやすいよう、最終便の時間を遅らせることも検討している。

同店の野山和美店長は「非常にわくわくしている。サステナブルな選択をするきっかけにしてほしい」とあいさつ。運行する永井運輸の小又万里常務は、全国でドライバー不足や路線廃止が課題となる中で異例の増便だとし「最新の安全装置を備えたバス。増便にはドライバーを増やしての対応も検討していきたい」と話した。