<栃木・県央グルメ>炭と酒なら鳥え(宇都宮) ささみとレバーのおいしさに感無量

下野新聞
2023年12月3日

しっとりとしていてジューシー。口にして思わずささみの断面を見た。火が通っているのに、パサつきはない。続いて、レバー。クリーミーでとろけるようだ。それぞれ塩のあんばいも良く、そのおいしさは感に堪えない。

オーナーシェフの長谷川尚希さん(29)のお薦めの焼き鳥のささみ(270円)とレバー(300円)。長谷川さんは宇都宮市内の人気焼き鳥店などを経て10月に開業した。東京の名店も食べ歩いて研究。レバーなど内臓系は麦風鶏、それ以外は菜彩鶏とそれぞれ別の銘柄を使う。

このこだわりの肉を、備長炭の太い炭と細い炭を巧みに使い、焼き上げていく。「安全に食べてほしいので火を通しつつ、しっとりとジューシーに仕上げています。クオリティーには自信があります」と長谷川さん。確かに、この言葉にうそはない。

「牛モツ塩煮込み」なども人気でアルコールもそろう。カウンター8席と1組限定の個室(12月中旬から)の店内は、落ち着いた雰囲気で居心地がいい。

みんなに教えたいけれど、秘密にしたい。そんな葛藤にかられた。

▼メモ 栃木県宇都宮市二荒町1の6▽営業時間 午後6~12時(ラストオーダー同11時半)▽定休日 月曜日▽(問)050・8892・8410

⇒食べログ「焼肉百名店2023」に北関東から10店 栃木、茨城、群馬の人気店が選ばれる

地図を開く 近くのニュース