大皿に山盛りの卵が…「すべて食べよ」「食べません」 栃木の神社で行われる神事の由来とは

下野新聞
2023年11月27日

栃木県栃木市都賀町家中の鷲宮神社で23日、例大祭に合わせ、恒例の神事「強卵(ごうらん)式」が執り行われた。

鷲宮神社は天日鷲命(あめのひわしのみこと)を祭神とし、境内で鶏肉と卵を食べることが禁じられている。鎌倉幕府2代将軍源頼家が百日ぜきを患った際、母北条政子が鶏肉と卵を断って祈願すると、頼家が回復したという話が伝わる。

⇒栃木のお寺では僧侶7人が踊る 全国的にもレア…現代によみがえる“踊り念仏”

強卵式はこの故事を知ってもらうため2001年に始まった。まず地元住民らが扮した裃(かみしも)姿の頂戴人10人は神の使いの天狗の指示に従い、一升瓶に入ったお神酒を飲んで心身を清めた。

続いて大皿に盛られた卵が運ばれ、天狗が「ありがたい卵じゃ。全て食べよ」と強要した。頂戴人は拒否し、代表の大川秀子市長が「神社のいわれに倣い、決して口にはしません。神前へお供えします」と断ると、天狗は「良き心がけじゃ」と満足して去った。

今年から小学生も頂戴人に参加した。

⇒これは…昔のエレクトリカルパレード? 栃木・日光で110年前に始まった“伝統の踊り”が復活