BBQ、サウナ、夜空… ゴルフ場隣にグランピング施設開業 群馬・渋川市
赤城ゴルフ俱楽部(クラブ)(群馬県渋川市赤城町)を運営するブライトン(同所、矢部和幸社長)は、同ゴルフ場隣にグランピング施設「グランピングヒルズ赤城」を22日に本格開業する。近年のアウトドア人気の高まりを背景に、施設の運営に新規参入。全国のグランピング施設を見学し、快適に滞在できる空間づくりを目指した。家族連れやカップルなどを中心に、初年度は6千人の利用を見込む。
関越道赤城インターチェンジから2キロの距離にある立地の良さを生かし、県内外から人を呼び込む。矢部桂吾取締役ゼネラルマネジャー(GM)は「ここを拠点に、みなかみ方面のアウトドアや伊香保温泉などを楽しむことができる」と話す。
敷地面積約1万4千平方メートル、総事業費は約2億円。ドームテントと、ナンバーを取得し実際に動かすことができるトレーラーハウス「プライベートキャビン」をそれぞれ5棟用意した。広さは約50~85平方メートル、1棟5人まで利用できる。プライベートキャビンは災害時に出動し、避難所などでの活用も想定している。
各棟にはトイレとシャワールームを完備。矢部取締役GMは「グランピング施設の多くが共同使用だったので、各棟に備えることにこだわった。女性も安心して利用できる」と強調する。
脇にはバーベキューができるテラスを設けた。食材は持ち込み自由、グリルは無料で使える。複数のグループでの利用に備え、屋外の大型の炊事場を用意した。たる型のサウナ「バレルサウナ」も2カ所設置。1日2組限定で利用できる(別途料金)。
施設は標高600メートルに位置する。遠くに伊香保温泉の街並みが見え、夕暮れ時の景色は見どころの一つ。近隣には建物などがないため、夜は星がきれいに見られるという。
広大な土地を確保したことから、今後子ども向けの遊具の設置や、新しいコンセプトの宿泊施設の建設も予定している。矢部取締役GMは「今の形が最終形ではなく、常に最新の流行を取り入れる施設にしたい」と展望する。
料金は素泊まりで平日大人1泊1万円から。問い合わせは同施設(☎0279-26-8216)へ。
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